Image

PythonとC言語の繰り返し構文の使い方と違いを押さえよう!サンプルコードを用いて解説!

PythonとC言語の繰り返し構文について解説しました。PythonとC言語の繰り返し構文の違いについて学びましょう。繰り返し構文とは同一の処理を繰り返す場合に使用される構文のことです。PythonとC言語の大きな違いは短くかけるかどうかです。

PythonとC言語の繰り返し構文の違いって何だろう?

今回はPythonとC言語の繰り返しの違いについて押さえます

PythonとC言語に用意されている構文はほとんど同じですが使い方に多少違いがあるので覚えていきましょう。

目次   

01. PythonとC言語の繰り返しの違い

_02. PythonとC言語のfor文

_03. PythonとC言語のwhile文

_04. PythonとC言語のdo-while文

_05. PythonとC言語のbreak文

_06. PythonとC言語のcontinue文

07. まとめ


01. PythonとC言語繰り返しの違い


先に言っておくとPythonとC言語の繰り返しの違いはやはりシンプルさだと思います。

PythonではC言語以上に書き加えるものが少ないです。

PythonはC言語では括弧で表すかわりにインデントと言って半角空白を使います。


何度も同じハンコを押す。

とか同じものを何度も入力するとか。

繰り返し行う作業ってありますよね。

そんなお悩みを解決してくれるのがこの。

繰り返し構文!

まあ面倒臭いことは機械にやらせようということです。

プログラミングを学ぶ根源的な部分なんじゃないかと言えるくらい大切な処理です。

しっかりと押さえていきましょう!


_02. PythonとC言語のfor文


C言語からfor文について学習していきましょう



## C言語
int i = 0;
for (i < 10; i++) {
printf("%d\n", i);
}
for (式){文並び};


式は;で区切ります。

ただし,を使用することもあります。

カンマ演算子と言って式の定義をしたりすることができます



## for文
for(total = 0, I = 1; I <= 10; I++)


この例では1から9まで順に表示していきます

iに1ずつ足して表示するというものです


次にPythonのfor文についてC言語との違いを学習していきましょう。



## Python
for c in [1,2,3]:
print c

>>>1
>>>2
>>>3
for 変数 in 式:


Pythonではこのようにfor文を使用します。

式の値を変数に代入していきながら文を実行していきます

文を書く前に必ず字下げ(インデント)しましょう

リストや辞書などの型では前から順に取り出されます



## Pythonの繰り返しとリスト
for c in [1, 2, 3]:
print c
else:
print '終わり'


else文をくっつけるとforループが終わった後に実行されます


_03. PythonとC言語のwhile文


C言語のwhile文です



## C言語
int n;
while (n = 0; n < 10) {
printf("%d\n", n);
n++
}
while (式) {
文;
}


nが10より小さいあいだ処理を繰り返します

n++によってnは0から1ずつ加算されていきます

上記のようにしてwhile文を使用します。

主な意味合いはfor文と同じ〜のあいだ処理を繰り返し実行するといったものです

while文の判断式が真の間実行を繰り返します


次にPythonのwhile文についてC言語との違いを学習します。



## Python
n = 0
while n < 10:
print n
n += 1
while 式:


このコードはC言語のコードの同じ処理と結果をもたらします。

Pythonではこのようにしてwhile文を書きます。

文の部分はインデントしないとエラーを返すようにプログラムされているので必ずインデントするようにしましょう

意味合いはC言語のプログラムと同じです



## Python
n = 0
while n < 10:
print n
n += 1
else:
print '終わり'


for文と同じようにelse文を最後に書いて処理の終わりに実行させることができます


_04. PythonとC言語のdo-while文


C言語のdo-while文です。



## C言語 do-while文
int n = 0;
do {
printf("%d\n", n);
n++;
} while (n < 10);


do-while文ではdoの部分で実行文を書きます

while文の部分で条件式を書きます

少し見やすくなったwhile文といった感じですね


次にPythonのdo-while文のC言語との違いをまとめます。

とは言ったもののPythonにはdo-while文はありません

do-while文と同じことをするにはwhile文を使用するか、下で触れるbreak文continue文while文の中で使用するという方法があります


_05. PythonとC言語のbreak文


C言語のbreak文です。



## C言語
for (i = 0; i < 10; i++) {
if (i == 5) {
break;
}
printf("%d\n", i);
}


break文ではそこで処理を中断するという処理です

このコードではiが5の時は処理が中断されて5が表示されません


次にPythonのbreak文についてC言語との違いを学びましょう。



## Python
for n in range(10):
if n == 5:
break
print n


PythonでもC言語と同じように。

range()10の範囲で順にということになるのでこれもC言語と同じく5は表示されません


_06. PythonとC言語のcontinue文


C言語のcontinue文です。



## C言語
for (i = 0; i < 10; i++) {
if (i == 3) {
continue;
}
if (i == 5) {
break;
}
printf("%d\n", i);
}


continue文は処理を中断するのではなく処理を飛ばします

ここでは3は表示されません

そしてbreak文があるので5から先も表示されません


次にPythonのcontinue文についてC言語との違いを学習します。



## Python
for n in range(10):
if n == 5:
continue
print n


このコードでは5を飛ばします

すなわち5が表示されません

処理を中断するのではなく飛ばすのです

このようにC言語でもPythonでもbreak文とcontinue文の内容は違いがありません


07. まとめ


お疲れ様でした。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

今回は繰り返しについてしっかりと学ぶことができたと思います。

繰り返し構文はプログラミングでは毎回と言っていいほど使用頻度が高いのでマスターして使えるようにしましょう。

PythonとC言語の繰り返し構文の大きな違いはありませんでした。

シンプルさはPythonの方があるような気がしますがC言語は構文自体がしっかりした印象です。